練習走行で不安材料を残しながらも予選の時間は、せまりくる
不安と緊張の中　昼食もろくに喉を通らず
ピットから出ていくＭ４とドライバーを見送りつつ
勝ってくれ！お願いだからと何回も心の中でつぶやいてました
そして１秒がいつもの１０分くらいのペースで時が流れる中
予選スタート・・・予選は、タイムアタックでスタートの順番が決まるという　サバイバルレースです。
緊張しながらピットのモニターを見ていると
予選タイムは、トップ！
チームのみんなの表情が和らぐ瞬間でした・・・
このまま　予選終了してくれと　思いつつもモニターを見たくない
瞬間が訪れる
トップタイムが抜かれた・・・
そして３位のタイムもどんどん近くなる現実に夢を見ているかのような事実に眠気も覚めました
いやな予感で予選は、終了
ピットに戻る大波肇氏の表情は、硬い　そして笑みは、無い
気が進まないがコンディションを聞いてみると
脚のセットは、良いがクラッチが滑るような感じで
アクセルが全開で踏めない・・・
どうやらフルードに問題があるようで熱によるクラッチの滑りであろう
対策は、無いか？現場で出来ることは、悲しいけど全く何もできない。現場は、マイナスのオーラで覆われた
このまま決勝は、走れるのだろうか？自分は、そう思っていたけどドライバー大波肇氏は、そうは、思っていなかったようです。
ドライビングでなんとかする　そう思っていたのでしょう
出来ることは、そのばでやろう！そう言い聞かせながら決勝前に車両点検をみっちりやる！そして先ほどの遅い時間の経過がうそのように決勝の時は、やってきました。



そして心臓が飛び出るほどの緊張のなか
武闘派そろいのＢＭＷ　ＣＵＰ決勝のスタートです。
２番グリットからのスタートです。カウントダウンが始まると
各車のレーシングサウンドで　この場にいて良かったと思える自分がいました・・・そしていざスタート！
流石のドライバーのテクニックで１コーナーで先頭に！次次来る猛者のＢＭＷをコーナーで抑えてコントロールラインに戻ってくるＭ４の姿を見たときは、いける！勝てる！夢の優勝だ！と思いました。２周、３周、４周とだんだんと２位との差が出てきて圧勝か？と思えたとき・・・いきなりの赤旗・・・レースは、一時中断となりました。？？？何が起きた？とチーム全員に焦りが生じました。どうやらＥ３６がブローでコース上にオイルが出た模様です。このまま終わるのか？不完全燃焼なレースになる・・・結果は？焦る気持ちを抑えながら経過を見守るしかない
そして数分が経過してレースは、再開だが　なんとローリングスタート・・・ミッションフルードは、大丈夫か？オーバーヒートせずに走り切れるかの安心よりも不安の方が多い中リスタート！１コーナーでは、２位の車と３位の車のバトルロイヤルが繰り広げられるなか裏コーナーでは、全く状況が見えないなかストレートにくる！勝つか？負けるか？ん先頭は、ブルーのＭ４だ！
我がチームのＭ４だ！やった優勝だ！
久しぶりに声がかえるほど大きな声でチーム全員で叫んだ！
嬉しい！こんな嬉しいことは、久しぶりだ！
感動して泣きそうでした・・・
チーム全員で硬い握手と手が痛くなるほどのハイタッチ！
全ての疲れが吹っ飛んだ！
そしてドライバー大波肇氏の凄さも体感しました。
さすがプロだ！勝ちに対する執着心・・・
全てが感動でした。当日は、ビープラスのお客様が多数応援に来てレース最後まで応援してもらいました
全員がチームです。この一体感のある喜びは、レースならでは、ですね！

レース終了後は、お客様が優勝パーティーを開催してくれました！
レースは、一人では、出来ません。ドライバー、サポートメカニック、応援に来て頂いたお客様。お手伝い頂いた方々　すべてがチームです。そのチームで勝ち取った勝利は、他では、味わえない感動となるでしょう！次回もＢＭＷ　ＣＵＰ参戦しますので応援宜しくお願い致します。皆様、本当に有難うございました！